キーワードが多種多様な就職・転職・求人系サイトのSEOは選択と集中が重要

就職・転職系サイトは、大手が運営している検索系のサイトが多く、ページ数やコンテンツのボリュームが非常に大きいサイトばかりのため、中小規模のサイトではビックキーワードでの検索上位は非常に難しい分野といえるでしょう。

そのため、ミドルキーワードやニッチキーワードでの集客が非常に重要になります。

いますぐ転職をしたいユーザー向けのキーワードとは

ミドルキーワードやニッチキーワードといえども、就職・転職系サイトはユーザーの就職・転職に対する意識レベルや地域、業種、業態など様々なキーワードの組み合わせが考えられるため、うまく絞り込みをしないとSEOでの集客もうまくいきません。

求人系サイトでの、新規会員登録といったコンバージョンに最も結びつきやすいのは、もちろん、「今すぐにでも就職や転職をしたい」と考えているユーザーです。

「業種求人」や「エリア求人」あるいは「業種エリア求人」といったミドルキーワードで検索するユーザーはもちろん、実際に企業名＋求人等も転職感度が高いユーザーの検索キーワードですが対象となるキーワードが数百にもなってしまうことがあります。

そういった場合は
カテゴリーやタグを使って、カテゴリーはエリアカテゴリと業種カテゴリにわけ、企業名はタグでまとめる等、カテゴリーとタグでの細かいクロス検索が生成されるような設計とそれに合わせたSEO対策が重要になります。

なんとなく転職をしたいユーザーとの接点を作る

今すぐ転職をしたいユーザー以外の「なんとなく転職をしたい」と考えているユーザーは、すぐにはコンバージョンにはならなくとも、見込み客として非常に数が多いと考えられます。

こういったユーザーは、就職や転職に関する幅広いノウハウやコツといった情報を求めているため、職業別お役立ち情報、キャリアアップ方法、適正診断などをコラム形式で掲載し、会社の評判やクチコミをCGM(Consumer Generated Media)を活用して掲載するといった直接求人と関係のないキーワードで集客することも重要です。

SEO的にも、求人、就職に関わるキーワードだけでなく、業界の専門用語など、今後転職に関わるユーザーが調べるようなキーワードも積極的に対策する必要があります。

ただその際は、ユーザーがサイトを見て終わりではなく、メルマガや、広告を使う場合はディスプレイ広告など、継続してコンタクトできる仕掛けが重要になるでしょう。